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会員施設訪問レビュー vol.4
『旅館のようなおもてなしを心がけてまいります』
ビジネスホテルバン 代表取締役 潘 桂華氏


先代の父が、昭和22年(1947年)にこの地築地で旅館業を始めました。
開業時は、この築地界隈、銀座方面に高い建物があまりなく、有楽町のガード下から晴海方向に私どもの旅館が見えたという時代です。
戦後の築地は、漁船が多く入港していました。
その当時の主な宿泊客は、その船主さんや船員さんです。そして船員さんに会うため地方から来られる家族の方もお泊りになりました。
旅館は、一泊二食付でしたので食事の用意そして、シーツや枕カバーなどの洗濯など家族総出で手伝ったものです。

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その後商社が、船ごとまるまる一船買いを行なう時代になり、冷凍技術も発達し魚が地方の港に水揚げされるようになると宿泊客も変わりました。
それ以降、ビジネスや観光目的のお客様が増えて来ました。
そのような時代の変化もあり、昭和51年(1976年)、現在のビジネスタイプのホテルに建て替えました。

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平成23年(2011年)3月、東日本大震災が起こり、宿泊客のキャンセルが相次ぐ中、
東京都が福島県の被災者の方を都内のホテル、旅館に受け入れる施策を出し、当ホテルも延べ1,000人程の被災者を受け入れました。
ホテルは、インフラとしての宿泊施設であると改めて痛感しました。

当ホテルは、お客様のニーズに合せるため、ホテル内部の改装とともに客室の全室バリアフリー化やペットと一緒に宿泊できる客室を設けるなど、客室のヴァリエーションを施してきました。
築地という土地柄、希望するお客様に提携する飲食店の朝食用マグロ丼などの割引券もお出ししています。

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当ホテルは、今秋の築地場内の豊洲移転で、築地が変わっていこうとも創業以来の旅館のおもてなしを守りつつ、お客様に対しキメ細かいサービスを提供してまいりたいと思います。

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左・・ビジネスホテルバン 代表取締役 潘 桂華氏
中央・・中央区環境衛生協会会長 大野 悦司氏
右・・同副会長 横山 正敏氏
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